田舎暮らし
長年の夢だった田舎暮らしを始めました。8年かけて日本中に探し求めてきましたが、縁あって熱海の湯河原に土地を購入しました。住所が何とも偶然に熱海市泉。泉アキが泉に住むことになりました。ただし長年放置されていたため、草木はぼうぼうでそのうえドラム缶や様々なゴミが不法投棄されて土地は荒れ果ててました。
千葉県市川の家から毎週のように通い、数ヶ月かけて少しづつゴミを片づけ、雑木林を枝打ちや間伐して手を入れていきました。中年トムソーヤを夢見る友人たちも集まってきて、みんなの協力のもと日々開墾。
このあたりは大きな石がごろごろしている土地のため、畑を作るのも一苦労でした。まず、土建関係の友人がユンボで大きな石をどかす作業をしてくれてから、そこにトラック数台分の土を入れました（造成地のいらなくなった土をもらいました）。終の棲家にはまだほど遠く、この土地に残っていたプレハブに寝袋や簡易ベットで寝泊まりしながら作業する毎日でした。お風呂もなかったので、近くにある友人の旅館の温泉でお風呂に入れてもらっていました。
土地を開墾する作業と平行して、きちんと生活が出来る仮の家を造ることにし、もともとあったプレハブの内部をリフォームして仮の住まいができあがりました。徹底的にリサイクルで造ってみることにし、住宅展示場でいらなくなったシステムキッチンや家具類を始め、熱海の旅館が廃業して取り壊された時に出たた立派な床柱や使わなくなった古い囲炉裏をリサイクルして、結構すてきな家になりました。冷蔵庫や洗濯機、パソコンなども熱海市のリサイクル関係のところでわけてもらいました。
たい肥場を作り、生ゴミや枯葉をじっくりといい土に返してから畑に戻して、無農薬有機栽培の野菜作りをしています。自然に囲まれた場所に終の棲家を自分たちの手で建てることを目標に日々楽しく生きています。
